青と黄色のあいだ

好きなものを好きなだけ

日常

悲しむ

鬼塚ちひろの曲が好きである。 深い悲しみに満ちている曲の数々は、中途半端な幸福に甘んじることなく、どこまでも深く、ひんやりとしていて、逆にもう心地良さを感じられる。 誰にも理解してもらう気のない、彼女の悲しみが、どの曲に詰められている。 しか…

ふれる

ひらがなで「ふれる」と書かれていたら、わたしは真っ先に「触れる」という漢字を思い浮かべる。 多くの人がそうだろう。 人に触れる、物に触れる、心に触れる…。わたしたちが触れられるものは、実体があるものとないもの含め、ものすごくたくさんある。 例…

書く

あらゆるところに文字が溢れていて、見かけるたびに頭の中でその曲線や、直線をなぞっている。一切、崩れていない文字の美しさが好きで、わたしには書けないから憧れて、無意識に何度も何度もなぞってしまう。 仕事柄、というかこの世の仕事のほとんどはパソ…

休む

社会人になってから、休日と平日という言葉に、色がつくようになった。 休日は赤、平日は青だ。なぜこの色なのかは、カレンダーの影響が大きいと思う。 休日と平日という言葉に色を見るようになってから、この配色に違和感も覚えた。 休日は働く人にとって、…

食べる

「17歳のカルテ」という映画を観たことがあるだろうか。心に障害を抱えた少女たちの物語である。 その中で印象的な話を一つ。 デイジーは人前で食事をする姿を一切見せなかった。かと言って食事をしていないわけではない。デイジーの体は人並みにふっくらと…

眠る

昨日読んだ若松さんの『生きていくうえで、かけがえのないこと』の25のテーマに、私も挑戦。 これが最後の文章になるかもしれない、と思いながら書けば、なにか変わるのだろうか。 ==================== 「眠る」と聞くと一年前のこの時期を思い出す。なにか…

終わったよおじさん

どこの町にも必ず変なおじさん、おばさんがいるのだと思う。それもバランスのひとつだから。 それで、わたしの住んでいる町には淫語おじさんと終わったよおじさんがいる。 淫語おじさんはすれ違う女の人に淫語を囁く。体に触るとか危害を加えられるわけでは…