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青と黄色のあいだ

好きなものを好きなだけ

ウェブという破壊的テクノロジー

読書

勝間和代さんの『読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか』を読みました。

いま、本の立ち位置は難しい。ウェブが発達したことにより無料コンテンツが増え、手間をかけずに知りたい情報を得られるようになり、本という有料コンテンツに手を伸ばすことが少なくなってきている。

ほとんどの人が本を読まないとされる現代で、人生の成功者と呼ばれる人ほど本を読んでいるし、本を読めという。しかし本は閉じられた世界であるから、"読んだ"ことを目的にしていては本を読んでいる意味はない。

大切なのは本の中に書かれている一番重要なことを読み取り、それを自分のものにしたあと外に出すことが出来るかということであり、『読書進化論』ではそのことについて始めから終わりまで何度も記述される。それほど読んで終わりにしないことは大切なのだ。

これはわたしも常日頃から意識していたことだったので、おおいに共感した。

意外だったのは、本とウェブは相互補完関係にあるということ。わたしは本は本、ウェブはウェブとそれぞれを割り切って考えていたので、本とウェブの良い部分を抜き出して合わせるという考えを持ち合わせていなかったのです。

ウェブは本の領域を汚しているとすら思っていたので……。

さらに『読書進化論』では本を売る仕組みについても記述されています。これは将来的に本を売る職業に就きたいと考えている人は読むといいかもしれません。わたしはあまり面白くなかったので軽く流し読みましたが(笑)

読書は人生の全てではなく、ましてや魔法の杖でもない。しかしちょっとした力にくらいはなってくれます。勇気や刺激を与えてくれたり、疑似体験をさせてくれたり。ウェブに費やす時間を少し減らして本を読むだけで内面の進化が得られるならば、本を読むことなんてたやすいことだと思うのです。